
抜いた後、どう補うか迷っていませんか
インプラント・ブリッジ・入れ歯は、それぞれ費用・期間・お口への影響が異なります。船橋あらき歯科・矯正歯科では、検査結果をもとに複数の選択肢をご提示します。
お電話:050-1722-4560/千葉県船橋市本町5-4-5 プラウドタワー船橋2階(JR船橋駅北口デッキ直結)
目次
骨が少ないとインプラントができないのはなぜ?
インプラントは顎の骨に人工歯根(チタン製スクリュー)を埋め込む治療法のため、骨の厚みと高さが一定量なければ固定できません。骨量が不足したままインプラントを埋入すると、インプラントが安定せず脱落するリスクが高まります。
歯科用CTによる三次元計測では、インプラント埋入に必要な骨の高さは一般的に10mm前後、幅は6mm以上が目安とされています。これを下回る場合、通常の手術だけでは対応が難しくなります。
ただし、骨が少ない=インプラント不可能ではありません。骨造成術という外科処置で骨量を増やすことで、多くのケースで治療が可能になります。
顎の骨が減る主な原因は?
顎の骨が失われる原因を把握しておくことは、治療計画を立てるうえで重要です。主な原因は以下の4つです。
- 歯周病:歯を支える歯槽骨が歯周病菌によって溶かされ、重度になると骨が著しく減少します。
- 抜歯後の長期放置:歯を失った部位には咬合力が伝わらなくなり、骨が「廃用萎縮」して徐々に痩せていきます。
- 合わない入れ歯の使用:不適合な入れ歯が骨に異常な圧力をかけ続け、骨吸収を促進します。
- 先天的な骨量の少なさ:生まれつき顎の骨が薄い・低い方もおり、そのままではインプラント埋入が難しいことがあります。
歯周病が原因の場合は、骨造成の前に歯周病治療を完了させることが必須です。歯周病菌が残っていると、インプラント周囲炎を引き起こし、せっかく造成した骨が再び溶けてしまいます。

骨造成術とは何か?どんな種類があるのか?
骨造成術とは、不足した顎の骨を自家骨や人工骨補填材・専用の膜(メンブレン)を用いて再生・増量する外科処置の総称です。骨の減り方・欠損部位・残存骨量に応じて最適な術式が選択されます。
主な骨造成術にはGBR法・サイナスリフト・ソケットリフト・ブロック骨移植の4種類があります。それぞれの特徴を以下で詳しく解説します。
GBR法(骨誘導再生法)とは?
GBR法(Guided Bone Regeneration)は、骨が不足している部位に自家骨または人工骨補填材を充填し、「メンブレン」と呼ばれる特殊な吸収性の膜で覆うことで骨の再生を誘導する方法です。
- 適応ケース:顎の骨の高さ・幅ともに不足しており、インプラントを十分に固定できない場合
- 治療期間の目安:骨が再生されるまで3〜6か月程度。インプラント埋入と同時に行う場合は期間の延長が少ない
- 費用の目安:術式・使用材料によって異なるが、数万〜数十万円程度
GBR法はインプラント埋入と同時に行うのが一般的ですが、骨の欠損が大きい場合は先行して骨造成を行い、骨が安定してからインプラントを埋入する2段階手術になることもあります。
サイナスリフト(上顎洞底挙上術)とは?
サイナスリフトは、上顎奥歯の上方にある空洞「上顎洞(サイナス)」の粘膜(シュナイダー膜)を持ち上げ、できたスペースに骨補填材を充填して骨の高さを確保する術式です。
- 適応ケース:上顎奥歯の残存骨量が5mm未満で、広範囲にわたって骨が不足している場合
- 治療期間の目安:骨が硬くなるまで6か月〜1年程度待ってからインプラントを埋入
- 費用の目安:5万〜30万円程度(術式・片側・両側によって異なる)
外科的侵襲がやや大きいため、術後に腫れや痛みが生じることがあります。一方で、直視下で上顎洞粘膜を剥離できるため、確実な骨造成が期待できます。残存骨量が4〜5mm以上ある場合はインプラント埋入と同時施行が可能なケースもあります。
ソケットリフトとは?サイナスリフトとの違いは?
ソケットリフトは、インプラントを埋入する穴(ソケット)を利用して上顎洞の粘膜を持ち上げ、骨補填材を注入する低侵襲な術式です。サイナスリフトの「垂直アプローチ」とも呼ばれます。
- 適応ケース:上顎奥歯の残存骨量が3〜5mm以上ある場合
- 治療期間の目安:3〜4か月程度。インプラント埋入と同時施行が多い
- 費用の目安:3万〜13万円程度
- サイナスリフトとの違い:切開範囲が小さく侵襲が少ない反面、直視下での確認ができないため、骨量が極端に少ない場合は適応外
ソケットリフトは外科的侵襲が少なく手術時間も短いため、患者さんへの負担が比較的軽い術式です。ただし、残存骨量が少なすぎる場合はサイナスリフトを選択する必要があります。

骨造成術の費用・期間・リスクはどのくらいか?
骨造成術の費用は術式によって異なり、ソケットリフトで3万〜13万円、サイナスリフトで5万〜30万円、GBR法で数万〜数十万円が目安です。治療期間はGBR法・ソケットリフトで3〜6か月、サイナスリフトで6か月〜1年程度が一般的です。
骨造成術は自由診療のため、費用は医院によって異なります。インプラント本体の費用(一般的に1本30〜50万円程度)に加えて骨造成の費用が発生することを事前に確認しておくことが重要です。
骨造成術のメリットとデメリットは?
骨造成術を検討する際は、メリットとデメリットを正確に理解したうえで判断することが大切です。
【メリット】
- インプラント治療が可能になる:骨量不足で断られた方も、骨造成により治療を受けられる可能性が高まります。
- インプラントの安定性が向上する:十分な骨量を確保することで、インプラントの脱落リスクを軽減します。
- 審美性が改善する:骨が痩せると歯茎も下がりますが、骨造成により歯茎のボリュームも回復し、口元の見た目が改善します。
- 長期的な安定が期待できる:骨量を確保することで、インプラントが長期間安定して機能する予後が期待できます。
【デメリット・注意点】
- 治療期間が長くなる:通常のインプラント治療より数か月〜1年程度、全体の治療期間が延びます。
- 術後に痛みや腫れが生じることがある:外科手術のため、術後数日間は腫れ・痛み・出血が起こる場合があります。
- 追加費用が発生する:骨造成術はインプラント費用とは別に費用がかかります。
- 全身疾患・喫煙者は適応外になる場合がある:糖尿病・骨粗しょう症・喫煙習慣がある方は骨の治癒が遅れるリスクがあり、慎重な判断が必要です。
どの方法が適しているかは、残っている歯の状態・骨の量・かみ合わせによって変わります。レントゲンや歯科用CTでの確認が判断の材料になります。
他院で断られた骨量不足の難症例でも対応できるのか?
歯科用CT完備・骨造成術対応の専門医院であれば、他院で「骨が少なくてインプラントできない」と断られた難症例でも対応できるケースが多くあります。重要なのは、三次元的な骨量評価と術者の経験・設備が揃っているかどうかです。
千葉県船橋市の船橋あらき歯科・矯正歯科では、歯科用CTによる三次元精密診断を実施したうえで、サイナスリフト・ソケットリフト・GBR法などの骨造成術に対応しています。院長の新木志門先生は日本口腔インプラント学会会員・口腔外科認定医の資格を有し、難症例にも対応できる技術と知識を継続的に研鑽しています。
「他院でインプラントを断られた」「骨が少ないと言われた」という方も、まずは精密診断を受けることで、治療の可能性が開けることがあります。セカンドオピニオンも歓迎しており、現状の骨量・治療の選択肢について丁寧に説明を受けることができます。
骨造成術に対応できる歯科医院の選び方は?
骨造成術を伴うインプラント治療を受ける医院を選ぶ際は、以下のポイントを確認することをおすすめします。
- 歯科用CT(CBCT)の完備:三次元で骨量・骨質・神経の位置を正確に把握できる設備が必須です。
- 口腔外科・インプラント専門資格の有無:日本口腔インプラント学会会員・口腔外科認定医などの資格が術者の経験・知識の目安になります。
- 骨造成術の実績:GBR法・サイナスリフト・ソケットリフトの対応実績があるか確認しましょう。
- 料金の透明性:インプラント本体・骨造成・上部構造(被せ物)すべてを含む総額を事前に提示してくれる医院が安心です。
- 持病への対応:糖尿病・高血圧・心疾患などがある方は、主治医との連携体制が整っているか確認が必要です。
骨造成術後の注意点と回復期間はどのくらいか?
骨造成術後は、骨が安定するまでの数か月間、適切なセルフケアと定期通院が回復の鍵になります。術後の過ごし方を誤ると骨の再生が妨げられ、インプラント治療全体のスケジュールに影響します。
術後に注意すべき主なポイントは以下のとおりです。
- 痛み・腫れへの対処:術後数日間は腫れ・痛みが生じることがあります。処方された鎮痛剤・抗生物質を指示通りに服用し、患部を冷やして安静にしましょう。
- 食事:術後しばらくは硬い食べ物・刺激物を避け、柔らかい食事を心がけます。患部への直接的な咬合圧をかけないことが重要です。
- 喫煙・飲酒:喫煙は血流を悪化させ骨の治癒を著しく妨げます。飲酒も炎症を悪化させるため、術後少なくとも1〜2週間は控えることが推奨されます。
- 激しい運動・入浴:術後数日間は血行が促進される激しい運動・長時間の入浴・サウナを避けましょう。
- 歯磨き・うがい:術部を直接磨くことは避け、強いうがいも控えます。処方されたうがい薬を使用し、口腔内を清潔に保つことが大切です。
骨造成術後の回復期間は術式によって異なりますが、GBR法・ソケットリフトで3〜6か月、サイナスリフトで6か月〜1年が目安です。この期間に定期的に通院し、骨の再生状況をCTで確認しながら次のステップへ進みます。
骨造成以外に骨が少ない場合の選択肢はあるのか?
骨量が著しく不足している場合や全身疾患などで骨造成が難しい場合は、インプラントオーバーデンチャーや入れ歯・ブリッジなど別の治療選択肢を検討することも重要です。
船橋あらき歯科・矯正歯科では、骨造成が適応外となるケースや患者さんの希望に応じて、以下の選択肢を提案しています。
- インプラントオーバーデンチャー:2〜4本のインプラントで入れ歯を固定する方法。少ない本数のインプラントで安定した咀嚼力を回復できます。
- TUMデンチャー:金属バネを使わない審美性の高い入れ歯。見た目が自然で、金属アレルギーの心配もありません。
- 自家歯牙移植(歯の移植):機能していない親知らずなどを欠損部位に移植する方法。条件が整えばインプラントに近い機能回復が可能で、自分の歯を活かせます。
- ブリッジ:欠損歯の両隣の歯を支台として被せ物でつなぐ方法。ただし、健康な隣接歯を削る必要があります。
「インプラントしかない」「抜歯しかない」と言われた場合でも、複数の選択肢を比較検討することが大切です。セカンドオピニオンを活用し、自分に最適な治療法を見つけることをおすすめします。
費用・痛み・期間が心配な方はどうすればよいか?
骨造成を伴うインプラント治療は費用・期間ともに通常より大きくなりますが、デンタルローン・分割払い・医療費控除の活用で負担を軽減できます。また、静脈鎮静法などの麻酔対応で痛みや恐怖心への配慮も可能です。
費用の負担を軽減する方法は?
インプラント治療は原則として自由診療ですが、以下の方法で費用負担を軽減できます。
- デンタルローン・分割払い:月々の支払いに分散できるため、まとまった費用が用意できない方でも治療を開始しやすくなります。船橋あらき歯科・矯正歯科でも対応しています。
- 医療費控除:インプラント治療費は医療費控除の対象となる場合があり、確定申告で一部が還付されます。年間の医療費が10万円を超えた場合に適用されます。
- 総額明示の料金体系:手術費用・インプラント体・アバットメント・上部構造(被せ物)をすべて含んだ料金設定の医院を選ぶことで、後から追加費用が発生するリスクを避けられます。
歯科恐怖症・痛みが心配な方への対応は?
骨造成術を含むインプラント手術は外科処置のため、痛みや恐怖心を感じる方も多くいます。船橋あらき歯科・矯正歯科では以下の対応を行っています。
- 静脈鎮静法:点滴で鎮静剤を投与し、うとうとした状態で手術を受けられます。歯科恐怖症の方や長時間の手術が不安な方に特に有効です。
- 表面麻酔・電動麻酔器:注射の痛みを最小限に抑えるため、表面麻酔を先行して塗布し、電動麻酔器でゆっくりと麻酔液を注入します。
- 細い針の使用:麻酔針を細くすることで、注射時の痛みを大幅に軽減します。
船橋あらき歯科・矯正歯科は、船橋駅北口デッキ直結・夜7時まで診療で通院しやすい環境を整えています。歯科用CT完備・骨造成術対応・静脈鎮静法による痛みへの配慮など、骨量不足でインプラントを諦めていた方も、まずはお気軽にご相談ください。セカンドオピニオンも歓迎しています。
よくある質問
骨が少なくても本当にインプラントできますか?
はい、骨造成術(GBR法・サイナスリフト・ソケットリフトなど)を行うことで、多くのケースでインプラント治療が可能になります。まずは歯科用CTによる精密診断で骨量を正確に評価することが重要です。
骨造成術にはどのくらいの費用がかかりますか?
術式によって異なり、ソケットリフトで3万〜13万円、サイナスリフトで5万〜30万円、GBR法で数万〜数十万円が目安です。インプラント本体の費用(1本30〜50万円程度)とは別に発生します。
骨造成術の治療期間はどのくらいかかりますか?
GBR法・ソケットリフトで3〜6か月、サイナスリフトで6か月〜1年程度が目安です。骨が十分に再生されたことをCTで確認してからインプラントを埋入するため、通常より治療期間が長くなります。
骨造成術は痛いですか?
手術中は麻酔が効いているため痛みはほとんどありません。術後数日間は腫れ・痛みが生じることがありますが、処方された鎮痛剤で対処できます。静脈鎮静法を利用すれば、手術中の恐怖心も大幅に軽減できます。
他院でインプラントを断られましたが、骨造成で対応できますか?
骨造成術対応・歯科用CT完備の専門医院であれば、他院で断られた難症例でも対応できるケースがあります。まずはセカンドオピニオンとして精密診断を受けることをおすすめします。
糖尿病や高血圧があっても骨造成・インプラントはできますか?
持病がある場合でも、主治医との連携・精密な事前診断のうえで安全な治療計画を立てることで対応できるケースがあります。持病の状態が安定していることが前提となります。
骨造成術後に喫煙してもよいですか?
喫煙は骨の治癒を著しく妨げるため、術後少なくとも1〜2週間は禁煙が強く推奨されます。喫煙習慣がある方は骨造成の適応外になる場合もあるため、事前に担当医に相談してください。
骨造成術は保険適用されますか?
原則として自由診療のため保険適用外ですが、先天的な理由や一部の後天的な理由による場合は保険適用になるケースもあります。また、治療費は医療費控除の対象となる場合があります。
インプラントの代わりに骨が少なくても使える治療法はありますか?
インプラントオーバーデンチャー(2〜4本のインプラントで入れ歯を固定)・TUMデンチャー(金属バネなしの入れ歯)・自家歯牙移植などの選択肢があります。骨造成が難しい場合でも、最適な治療法を提案してもらえます。
骨造成後のインプラントはどのくらい長持ちしますか?
適切な骨造成とインプラント治療を行い、定期メンテナンスを継続することで、平均10〜15年以上の機能が期待できます。3〜6か月に1度の定期検診・プロフェッショナルクリーニングが長期安定の鍵です。
結論
骨が少ないからといってインプラントを諦める必要はありません。GBR法・サイナスリフト・ソケットリフトなどの骨造成術を適切に行えば、多くの難症例でインプラント治療が可能になります。重要なのは、歯科用CT完備・骨造成術の実績・口腔外科専門資格を持つ医院で精密診断を受けること。費用・期間・リスクを正確に把握したうえで、自分に合った治療計画を立てることが長期的な口腔の健康につながります。
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監修医師
医療法人社団高志会 船橋あらき歯科・矯正歯科 院長 新木 志門

経歴
・日本歯科大学 生命歯学部 卒業
・東京医科歯科大学 第二総合診療科
・都内歯科医院 勤務
・医療法人輝翔会 西大津歯科医院 勤務
所属学会
・日本口腔インプラント学会 会員
・顎咬合学会 会員
・歯髄細胞バンク 認定医

