インプラント治療|船橋の歯医者|船橋あらき歯科・矯正歯科

インプラント治療

記事執筆者:新木 志門

インプラント

インプラント

歯を失ってしまった方への治療法

インプラント治療とは、歯が失われてしまった部分に人工の歯を埋入する治療のことです。人工の歯根を顎の骨の中に埋め込み、その上に人工の歯を固定します。

入れ歯やブリッジと異なり、隣の歯を削って負担をかけることもありませんし、自分の歯と同じような感覚で違和感なく噛むことができるようになります。また、下顎の総入れ歯が不安定で動いてしまう方や、上顎の総入れ歯で口蓋が無いものを使用される場合などには、インプラントによって入れ歯を固定する方法も有効です。

インプラント治療の流れ

受付

カウンセリングからメインテナンス
までの流れ

  1. カウンセリングインプラントについての相談を伺います。
  2. 検査・資料どり インプラント治療に必要な資料を取ります。
    (CT写真/レントゲン写真/歯型etc) レントゲン
  3. インプラント埋入手術(1次オペ) 歯の根となるインプラント体(人工歯根部)を顎の骨に埋入手術を行います。治療時間は大体1時間から1時間半ほどです。 オペ
  4. 消毒/糸抜き 手術後1週間後ほどで糸抜きと消毒にご来院いただきます。
  5. 待機期間 1.5ヶ月ほどインプラントと骨が結合するのを待ちます。 待機期間
  6. アバットメント取付(2次オペ) 歯茎を再度開き、インプラントの頭にアバットメントと呼ばれる土台を装着します。 2次オペ
  7. 型取り 最終的にセットする被せ物を作るための型取りを行います。
    (完成まで3〜4週間) 型取り
  8. 被せ物をセット(完成) 前回の型取りで出来上がってきた、歯の土台と被せ物を装着し完成です。 被せ物
  9. メンテナンス/定期検診 インプラントを長持ちさせるためにも定期検診が大切です。3〜6ヶ月に一度は検診を受けましょう。 定期健診

こちらの治療の流れはインプラント治療の2回法となります。インプラント治療には1回法と2回法があり、1回法か2回法になるかは症例によって異なります。1回法の場合はインプラント埋入手術の際に2次オペも同時に行うため 工程が少なくなります。

インプラント治療のメリット

美味しく食事を味わうことができる

インプラントは入れ歯やブリッジに比べ、天然歯とほぼ変わらないくらいの咀嚼力に回復することが出来ます。

入れ歯の場合は咀嚼力が大幅に落ちるとされており、特に総入れ歯の場合はご自身の歯の25%程度しか噛むことが出来ないそうです。またブリッジの場合も支える歯の状態によっては咀嚼力の能力が左右されてしまい、インプラントに比べると噛みにくいといったケースがあります。

健康な隣の歯を削る必要がない

インプラントは歯を抜いた部分のみの治療になるため健康な隣在歯を傷つけることがありません。

ブリッジの場合はどうでしょうか。ブリッジとは歯がない部分にダミーの歯を入れます。そして両隣の歯を削り、ダミーの歯を支えるように橋渡しをします。つまり1本の歯がない部分に対して健康な両隣の歯を削り治療を行うことになるのです。そうすることで2本の健康な歯を削ってしまうことになります。インプラントの場合はそういったことがなく、歯がなくなってしまった部分のみの治療を行えるため歯にも優しい治療と言えます。

見た目がきれい

インプラント治療では最終的に審美性の高い白い被せ物が入ります。船橋あらき歯科では手術費用・インプラント・土台・上部の被せ物込みの料金で治療をおこなっております。そのため被せ物の料金が追加で発生するようなことはございません。

インプラントを行う上で一番のポイントは自分の歯のような噛みやすさといったイメージがあると思います。その天然歯のような噛みやすさも、もちろんですが天然歯のような審美的に優れた歯が入るといった点も大きなメリットです。

インプラント治療のデメリット

外科治療が必要

インプラントとは顎の骨にインプラントを埋め込む作業が必要になるため、外科処置が必須となります。手術中はお痛みがでないように、十分に麻酔を効かせてから処置を行いますので、ご安心ください。しかしお口の中の手術といっても体には確実に負担がかかってしまいます。ご高齢の方や外科に対して不安がある方は、事前にご相談ください。

また糖尿病や高血圧など全身疾患を抱えている患者さまに対してはインプラント治療ができないといったこともあります。

ブリッジなどに比べると
治療期間がかかる

インプラント治療はブリッジや入れ歯の治療と比較すると、治療期間が長くなります。インプラントは骨に埋め込んだインプラント体と骨が強く結合することが重要です。そのためインプラントが骨と結合する期間の分ブリッジや入れ歯の治療よりも治療が長くかかってしまいます。

ちなみにインプラントの治療は一般的なケースだと手術から大体3ヶ月ほどかかります。
(※骨の造成処置が必要となった場合は、治療期間が長くなります)

保険が効かない

インプラントは残念ながら保険診療では行えません。そのため費用が保険治療のブリッジや入れ歯に比べると高額になってしまいます。

歯は沢山の役割を担う

しかし一度ここで車を購入する時のことをイメージしてもみてください。車も費用は高額ですよね。車はお買い物にいったり、会社に出勤される時などさまざまなシーンで使用されます。それに対して高すぎると思うことは少ないのではないでしょうか。

歯も同じように毎日使います。車以上に使います。お食事をする時だけではありません。お喋りをするときも何か重たいものを持ち上げるときに食いしばったり、自然と歯は気がつかないだけでお口の中で沢山の役割をこなしています。そう考えるとインプラントも毎日使うものですし。費用についても考え方が変わってくるのではないでしょうか。しっかりとケアをしてあげてインプラントを長く使っていただくことで、お値段通り、もしくはそれ以上の満足を実感していただけるかと思います。

インプラントの寿命について

インプラントのもちについて

インプラントの平均寿命は大体10年〜15年とされています。インプラントは金属であるため虫歯になることはありませんが、日々のケアや歯科医院での定期的なメンテナンスを怠ると、寿命よりも早い段階で使えなくなってしまう可能性があります。

日々の手入れを怠ることで起こりうるのが「インプラント周囲炎」です。インプラント周囲炎とは歯周病の一種で最悪の場合インプラントが抜け落ちてしまいます。インプラントの寿命を延ばすためにもお家でのケアとプロの手による定期的なメンテナンスが重要です。

インプラントが難しいケース

持病がある方

糖尿病/心筋梗塞/狭心症/不整脈/高血圧/腎臓病/肝臓病/喘息など上記のような疾患をお持ちの方は一度主治医に相談し治療を検討していただく必要があります。持病をお持ちの方でインプラント希望の方は一度ご相談ください。

骨の状態がよくない方

インプラントはインプラント体と骨の結合がポイントとなります。そのため骨粗鬆症の方や年齢に伴い骨密度が低くなっている方は治療に関して注意が必要です。

その場合インプラントを行う前に骨の密度や厚さなどを事前にCT写真で確認し、インプラント治療に耐えることができる骨が十分にあるのか審査します。もしくは骨増生と言って骨が少ないところに骨を新しく作る治療を行えばインプラント治療を行える場合もありますので、まずは自分の骨の状態をCT写真で確認してみましょう。

※当院にもCTの設備がございます。お気軽にご相談ください。

年齢が若すぎる方

年齢が若すぎる場合、顎の骨の成長が不十分なことが多く成長過程にある段階ではインプラント体を埋め込むことはできません。一般的には16歳から18歳以上で行う治療だと考えてください。

その他生活習慣でインプラントが
難しくなるケース

喫煙

喫煙習慣はインプラント治療にとってよくない習慣とされています。なぜタバコがインプラントにとって良くないのかというと、喫煙が原因でインプラントと骨がしっかりと結合されない確率が高くなるからです。

たとえ手術が成功しても骨とうまく結合できず、さらには喫煙のせいで歯肉の血流が悪くなり歯周病の感染リスクをあげてしまいます。そうすることでインプラントのもちを悪くしてしまうことに繋がります。インプラント治療をされる場合は喫煙をして治療に臨まれることをお勧めいたします。

インプラントをご検討の方へ

診断

インプラントは高額な
イメージがある方

皆さんインプラントと聞かれると「見た目がきれい」「噛みやすくなる」といったプラスのイメージを持たれますがそれ以上に「高額である」「手術しないといけない」「痛そう」といったマイナスのイメージを持たれる方の方が実際のところ多いのではないかと思います。

インプラント治療はご自分の歯のように噛むことができ、尚且つ見た目がきれいで、機能的にも審美的にも優れている治療法です。しかし、その様なメリットになる部分だけではなく、デメリットも存在します。これはインプラント治療だけでなくほとんどの治療に同じことが言えます。

治療の決定は良い面と
そうでない面を理解することが大切

私は患者さまには治療を決定していただくうえで、良い面とそうでない面の両方の面を理解して決定していただくことが大切だと思っております。

当院ではその部分は特にお時間をかけて説明し、ご理解いただけるまで説明いたします。また患者さまが不安に思われている要素については、解決策や代替案をご提案し、患者さまが心配なく治療に臨めるよう心がけます。患者さまが不安や疑問に思われている状態で治療を進めることはありませんので、その点は特にご安心いただければと思います。

話は聞いてみたいけど、相談に行くかまだ迷われている方まずはお気軽に「お口の中のお悩みを相談しにいく」くらいの気持ちでお越しください。きっと患者さまの条件や気持ちに寄り添った最適な治療が見つかるかと思います。

医院選びで重視するポイント

  • 医院が清潔である
  • 納得できるまで丁寧に説明してくれる
  • 事前の検査が念入りである
  • CTの機械やオペ室などの設備が整っている
  • メリットだけでなくデメリットについてもしっかりと説明してくれる
  • 治療費用や治療期間に関する
    丁寧な説明がある
  • インプラントを行う部分だけではなくお口全体の治療のスケジュールについても考えてくれる
  • インプラント治療後のメンテナンスを
    行っている

インプラントでよくあるご質問

インプラントでよくあるご質問

Q.インプラントに年齢制限は
ありますか?

A.インプラントには年齢制限はあります。
(上限がある訳ではありません)
インプラント治療は顎の骨にフィクスチャーと呼ばれるチタンのネジを埋め込む外科処置を行います。その為、顎の骨が発達途中である若い方たちにはインプラント治療を行うことができません。治療開始の目安としては18~20歳以上の方であれば治療の対象となります。
ご高齢の方の場合、年齢制限はありませんが外科処置が必要になるため、顎の骨の状態や体力、健康状態が大きく関係してきます。もしインプラント治療を考えておられる方は一度、歯科医院で相談してみてください。健康状態や骨の状態を考えた上でカウンセリングを進める歯科医院がほとんどかと思います。

Q.インプラント治療は
痛くないのでしょうか?

A.インプラント治療は外科処置を伴いますが、局所麻酔を十分に行いますので、術中に痛みが出ることはほとんどないと言って良いでしょう。
しかしながら、やはり外科処置を行っていますので術後 痛みが出ることがあります。痛みが出た場合は病院から処方されている痛み止めを飲んでください。骨造成などを行っていない、シンプルなインプラント手術の場合は痛み止めを飲めば治ることが多いです。痛みが続く期間も人それぞれですが大体早くて2~3日程度、長くて1~2週間程度で治ります。

Q.インプラント治療後の腫れは
ありますか?

A.インプラント治療では手術後に腫れる場合があります。
インプラント治療は歯茎を切開し顎の骨にチタンのネジを埋める手術になるため、少なからず周囲の歯茎や顎の骨への負担は大きくなります。そのため術後痛みが出たり腫れたりする可能性は十分にあります。治療後の痛みや腫れには個人差がありますが、もし腫れた場合、1週間程度で治ってくるかと思います。骨造成などの治療を行っていない場合の治りはもう少し早く2~3日で治ることが多いです。
ご自身で出来る腫れへの対処法は(手術当日の夜)保冷剤などをタオルに包んで患部を冷やしてください。
※翌日以降も患部を冷やし続けると治りが遅くなることがありますので、当日だけ冷やすようにしてください。

インプラント治療後の注意

インプラント治療後の注意は以下の通りです。

  • 血行が良くなるようなことはしない
    (飲酒・湯船に浸かる・運動etc)
  • 患部を指や舌などで必要以上に触らない
  • 処方された薬は用量用法を守って服用する
  • 麻酔が切れるまで頬や唇を
    噛まないように注意する
  • 喫煙(傷の治りに悪影響を与えます)
  • 食事は硬いものを患部で噛まない

その他にも気になることがあれば歯科医師やスタッフにお尋ねください。

Q.インプラントの治療中は
食事できますか?

A.インプラントの治療中は基本的に通常通りの食事をとっていただいて大丈夫です。
手術直後やまだ傷口が安定しないうちは患部で硬い物を噛むことはお控えください。また傷口が安定してきたとしても、インプラントの上部構造(被せもの)が入るまでは噛める部分がないため、治療している部分ではお食事が難しく 自然とその他の歯でお食事をするようになると思います。

Q.インプラントを入れても
見た目は不自然になりませんか?

A.人工歯根の部分は顎の骨の中、支台部分は被せ物の中にあるため通常では見えることはありません。
インプラントは人工歯根(フィクスチャー・インプラント)支台(アバットメント)上部構造(被せ物)の3層構造で出来ています。そのため被せ物の部分だけが見えている状態となり、通常の被せ物治療の見た目とほとんど変わりません。
材質もジルコニアと呼ばれる白くて透明感のある材質を使用するので、ご自身の天然歯と比べても違和感はないでしょう。もしそれでもインプラントが不自然に見えてしまうとすると、原因は顎の骨が十分では無いのにも関わらずインプラント治療を行った場合、もしくは被せ物の形態や色味が合っていないといったことが挙げられます。治療を行う前に顎の骨があるかCT写真を撮影して診断してくれる、被せ物の色味や形の相談にしっかりとのってくれる…そのような歯科医院を探してください。

Q.全く歯がないのですが、
インプラントできますか?

A.歯が全くなく、インプラントをご希望の場合2つの方法があります。
1つ目はAll on 4といって、その名の通り4本のインプラントで固定性の歯を支える方法です。取り外す必要はなく、手術当日に仮歯が入るため 見た目が気になることもなくお食事も可能です。デメリットはシンプルなインプラント手術に比べると大掛かりなものになりますので、治療時間がかかります。
2つ目はインプラントオーバーデンチャーです。この治療法は2〜4本のインプラントを埋入し、入れ歯の裏側にアタッチメントと呼ばれる器具を取り付けます。そのアタッチメントとインプラントがしっかりと装着できるため、一般的なデンチャー(入れ歯)より安定性があります。またご自身でも取り外し可能となっております。
※船橋あらき歯科ではAll on 4治療は行っておりません。

Q.金属アレルギーがあるのですが、
大丈夫ですか?

A.チタンアレルギーでない限り、インプラント治療は可能です。
インプラントの人工歯根はチタンできております。チタンとは金属アレルギーを引き起こしにくい材質で、よく人工関節にも使用されており人体に馴染みやすい材質とされています。そのためチタンアレルギーで無い限りは、治療を受けていただくことは可能です。しかし金属アレルギーが出ない材質とはいっても、金属アレルギーの方や疑いがある方、心配な方はトラブルにならないよう、必ず歯科医師に伝えておくようにしましょう。

Q.インプラントを埋め込む手術に
かかる時間はどのくらいですか?

A.インプラントの手術時間は大体1時間から1時間半程で終わります。
局所麻酔を行って麻酔が効くまで15分から20分程度待ちます。その後 手術、レントゲン撮影、お薬の説明、注意事項の説明など全て含めて大体1時間ほどで終了します。インプラントを埋め込む手順自体は30分ほどで行います。手術と聞かれると長時間かかるイメージですがシンプルなインプラント手術だと思っていたより早く終わったなと感じられる方も多いです。

Q.インプラントの治療期間、
回数はどれくらいですか?

A.インプラント治療には1回法と2回法があり、どちらも治療期間に大きな差はなく2ヶ月から3ヶ月程度です。
違いは2回法は1回法よりも工程が一つ多くなるため少し治療期間が延びます。

1回法の場合(期間)
大体2ヶ月〜3ヶ月(回数:3回〜4回)

  1. インプラント埋入オペから
    1ヶ月半治癒待ち
  2. 型取り(上部構造の)
  3. 3~4週間ほどで完成・セット

2回法の場合(期間)
大体2ヶ月〜3ヶ月(回数:4回〜5回)

  1. インプラント埋入オペから
    1ヶ月半治癒待ち
  2. 2次オペ(インプラント頭出し)
  3. 型取り(上部構造の)
  4. 3~4週間ほどで完成・セット

※インプラントに必要な顎の骨が少なく骨造生治療が必要な場合、骨が出来るまで6ヶ月ほど待ちます。そのため治療期間が延びることになります。

診療メニュー

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