歯のすき間を治す方法〜矯正・ダイレクトボンディング等を比較

歯のすき間を治す方法〜矯正・ダイレクトボンディング等を比較

歯のすき間が気になる方へ

笑ったときに見える前歯のすき間が気になる。

そんな悩みを抱えている方は少なくありません。歯のすき間は「すきっ歯」や「空隙歯列(くうげきしれつ)」と呼ばれ、見た目だけでなく、食べ物が挟まりやすい、発音がしにくいといった機能面でも影響を及ぼすことがあるのです。

治療法にはいくつかの選択肢があり、それぞれに特徴や適応範囲が異なります。

この記事では、矯正治療ダイレクトボンディングラミネートベニアセラミッククラウンといった主な治療法を比較しながら、費用や治療期間、すき間の原因別の最適な選択肢をお伝えします。

24時間WEB予約|まずは相談だけでもOK

歯のすき間ができる原因とは

歯のすき間が生じる原因は、大きく分けて以下のようなものがあります。

指しゃぶりや舌の癖

幼少期の指しゃぶりや、舌で前歯を押す癖があると、歯が前方に押し出されてすき間ができることがあるのです。

こうした習慣は、歯並び全体に影響を与えるため、早めに気づいて改善することが大切です。

顎と歯のサイズのバランス

顎が大きく歯が小さい場合や、生まれつき歯のサイズが小さい「矮小歯(わいしょうし)」の場合、歯と歯の間にすき間ができやすくなります。

遺伝的な要因も関係しているため、家族に同じような歯並びの方がいる場合は注意が必要でしょう。

歯の本数が少ない

先天的に歯の本数が少ない場合や、歯が歯茎に埋まったままになっている場合も、すき間が生じる原因となります。

レントゲン撮影などで確認することで、原因を特定できるのです。

歯茎のスジ(上唇小帯)の影響

上唇と歯茎をつなぐスジ(上唇小帯)が前歯の間に入り込んでいると、すき間が開いたままになることがあります。

この場合、スジを切除する小手術が必要になることもあるでしょう。

すき間を放置するとどうなる?

歯のすき間は見た目の問題だけではありません。

放置すると、以下のようなリスクが生じる可能性があるのです。

  • 食べ物が噛み切りにくい・・・前歯で食べ物を噛み切る機能が低下し、奥歯に負担がかかります。
  • 虫歯や歯周病のリスク・・・すき間に食べかすが詰まりやすく、汚れが溜まりやすくなるのです。
  • 発音の不明瞭さ・・・すき間から空気が漏れるため、サ行やタ行の発音がしにくくなることがあります。
  • 一部の歯への負担集中・・・噛む力が均等に分散されず、特定の歯に過度な負担がかかるでしょう。

こうした影響を避けるためにも、早めの治療が推奨されます。

歯のすき間を治す主な治療法

歯のすき間を治す方法には、大きく分けて以下の4つがあります。

それぞれの特徴を理解し、ご自身に合った方法を選ぶことが大切です。

矯正治療(ワイヤー矯正・マウスピース矯正)

矯正治療は、歯を動かして歯並びそのものを整える方法です。

ワイヤー矯正やマウスピース矯正(インビザラインなど)があり、すき間だけでなく、噛み合わせ全体を改善できるのが特徴でしょう。

メリット

  • 歯を削らずに治療できる
  • 根本的な歯並びの改善が可能
  • 後戻りのリスクが比較的少ない(保定装置の使用が前提)

デメリット

  • 治療期間が長い(数ヶ月〜2年程度)
  • 費用が比較的高額になる
  • 装置の装着による違和感や痛みがある場合もあります

費用の目安・・・30万円〜100万円程度(症例や装置により異なる)

治療期間の目安・・・6ヶ月〜2年程度

ダイレクトボンディング

ダイレクトボンディングは、歯科用のレジン(プラスチック樹脂)を歯に直接盛り付けて、すき間を埋める方法です。

歯をほとんど削らずに治療でき、短期間で見た目を改善できるのが大きな魅力でしょう。

メリット

  • 歯を削る量が少ない(または削らない)
  • 治療期間が短い(1日〜数回の通院)
  • 費用が比較的抑えられる
  • 自然な仕上がりが期待できます

デメリット

  • 経年劣化で変色する可能性がある
  • 強い衝撃で欠けることがある
  • 噛み合わせの改善はできません

費用の目安・・・3万円〜8万円程度(1歯あたり)

治療期間の目安・・・1日〜数回の通院

ラミネートベニア

ラミネートベニアは、歯の表面を薄く削り、セラミック製の薄い板を貼り付ける方法です。

すき間を埋めるだけでなく、歯の色や形も同時に整えることができるのです。

メリット

  • 自然な白さと透明感が得られる
  • 変色しにくい
  • 歯の形や大きさも調整できます

デメリット

  • 歯の表面を削る必要がある
  • 強い衝撃で割れたり外れたりすることがある
  • 費用が比較的高額になります

費用の目安・・・8万円〜15万円程度(1歯あたり)

治療期間の目安・・・2〜3回の通院

セラミッククラウン

セラミッククラウンは、歯を全体的に削り、セラミック製の被せ物をする方法です。

大きなすき間や、歯の形・色を大きく変えたい場合に適しているでしょう。

メリット

  • 耐久性が高い
  • 変色しにくい
  • 大きなすき間にも対応可能です

デメリット

  • 歯を大きく削る必要がある
  • 費用が高額になる
  • 神経の処置が必要になる場合もあります

費用の目安・・・10万円〜20万円程度(1歯あたり)

治療期間の目安・・・2〜4回の通院

治療法の比較表

以下の表で、各治療法の特徴を比較してみましょう。

治療法

費用(1歯あたり)

治療期間

歯を削る量

耐久性

後戻りリスク

矯正治療

30万円〜100万円

6ヶ月〜2年

削らない

高い

低い(保定装置使用時)

ダイレクトボンディング

3万円〜8万円

1日〜数回

ほぼ削らない

中程度

なし

ラミネートベニア

8万円〜15万円

2〜3回

薄く削る

高い

なし

セラミッククラウン

10万円〜20万円

2〜4回

大きく削る

非常に高い

なし

原因別・おすすめの治療法

すき間の原因によって、適した治療法が異なります。

以下を参考に、ご自身の状況に合った選択肢を検討してみてください。

指しゃぶりや舌の癖が原因の場合

まず癖を改善することが大切です。

その上で、矯正治療を行うことで、歯並び全体を整えることができるのです。

癖が残ったまま治療しても、後戻りのリスクが高くなるため、根本的な改善が必要でしょう。

顎と歯のサイズのバランスが原因の場合

すき間が小さい場合はダイレクトボンディングラミネートベニアで対応できます。

すき間が大きい場合や、噛み合わせも気になる場合は矯正治療が適しているでしょう。

歯の本数が少ない場合

欠損している歯の位置や本数によって、矯正治療インプラントブリッジなどの選択肢があります。

レントゲン撮影などで詳しく診断し、最適な方法を選ぶことが大切です。

上唇小帯が原因の場合

スジを切除する小手術を行った後、矯正治療ダイレクトボンディングですき間を閉じることができるのです。

スジが残ったままでは、治療後に再びすき間が開く可能性があるでしょう。

治療を選ぶ際のポイント

治療法を選ぶ際には、以下のポイントを考慮することが大切です。

治療期間

結婚式や大切なイベントが控えている場合、短期間で治療できるダイレクトボンディングラミネートベニアが適しています。

一方、時間をかけて根本的に治したい場合は矯正治療が最適でしょう。

費用

費用を抑えたい場合はダイレクトボンディングが比較的手頃です。

耐久性や仕上がりの美しさを重視する場合は、ラミネートベニアセラミッククラウンを検討すると良いでしょう。

歯を削る量

できるだけ歯を削りたくない場合は、矯正治療ダイレクトボンディングが適しています。

歯を削ることに抵抗がない場合は、ラミネートベニアセラミッククラウンも選択肢に入るでしょう。

後戻りのリスク

矯正治療は、保定装置を使用しないと後戻りする可能性があります。

一方、ダイレクトボンディングラミネートベニアは、一度治療すれば後戻りの心配はありません。

治療後のケアと注意点

治療後のケアも、長持ちさせるために重要です。

ダイレクトボンディングの場合

レジンは経年劣化で変色することがあるため、定期的なメンテナンスが必要です。

また、硬い食べ物を前歯で噛むと欠けることがあるため、注意が必要でしょう。

ラミネートベニアの場合

強い衝撃で割れることがあるため、スポーツをする際はマウスガードの使用を検討しましょう。

また、定期的な検診で、接着状態を確認することが大切です。

矯正治療の場合

治療後は、保定装置(リテーナー)を指示通りに使用することが重要です。

保定装置を使わないと、歯が元の位置に戻る可能性があるのです。

セラミッククラウンの場合

セラミックは耐久性が高いですが、歯ぎしりや食いしばりがある場合は、マウスピースの使用を検討しましょう。

定期的な検診で、被せ物の状態を確認することも大切でしょう。

まとめ

歯のすき間を治す方法には、矯正治療ダイレクトボンディングラミネートベニアセラミッククラウンといった選択肢があります。

それぞれに特徴があり、費用や治療期間、歯を削る量などが異なるのです。

すき間の原因や、ご自身のライフスタイル、予算に合わせて、最適な方法を選ぶことが大切でしょう。

まずは歯科医院で相談し、詳しい診断を受けることをおすすめします。

当院では、患者様一人ひとりのお悩みに寄り添い、最適な治療法をご提案しています。

お気軽にご相談ください。

24時間WEB予約|まずは相談だけでもOK

すき間治療で迷っている方へ

すき間の原因やゴール(見た目/噛み合わせ)で選択肢が変わります。初診は約60分が目安、保険証をご持参ください。


WEB予約する

次の一歩

まず「どのくらい閉じたいか」「いつまでに」を決めると比較しやすくなります。


相談してみる

監修医師

医療法人社団高志会 船橋あらき歯科・矯正歯科 院長 新木 志門

経歴

・日本歯科大学 生命歯学部 卒業

・東京医科歯科大学 第二総合診療科

・都内歯科医院 勤務

・医療法人輝翔会 西大津歯科医院 勤務

所属学会

・日本口腔インプラント学会 会員

・顎咬合学会 会員

・歯髄細胞バンク 認定医

船橋の歯医者|船橋あらき歯科

日付:   カテゴリ:歯科ブログ and tagged , , , , ,

HOMEへ戻る