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ダイレクトボンディング費用の相場と保険適用〜船橋の歯科が解説

ダイレクトボンディングの費用が気になる方へ
前歯の小さな欠けやすき間が気になって、笑顔に自信が持てない・・・。
そんな悩みを抱えて「ダイレクトボンディング」という治療法を調べ始めた方も多いのではないでしょうか。
「削らずにきれいになるなら」と期待を持つ一方で、いざ費用を調べてみると情報がバラバラで混乱してしまいますよね。保険でできると思ったら自由診療だった、前歯2本だけなのに見積もりが想像以上に高かった、安いクリニックと高いクリニックで何が違うのか分からない・・・。
実は、ダイレクトボンディングの費用は医院によって数倍の開きがあります。しかもその違いは、単なる価格設定の差ではなく、使う材料・かける時間・技術レベル、そして何より「あなたの歯をどこまで大切に考えてくれるか」という治療哲学の違いから生まれているのです。
この記事では、船橋で長年診療を続けてきた立場から、ダイレクトボンディングの費用相場や保険適用の真実、そして「安さだけで選んで後悔した」という事例まで、お金にまつわるすべてを包み隠さず解説します。
最後まで読めば、「自分の場合はいくらが妥当なのか」「どんなクリニックを選べば後悔しないのか」が明確になるはずです。

ダイレクトボンディングとは?どんな悩みに使える治療法?
ダイレクトボンディングは、歯科用の高品質なレジン(プラスチック)を歯に直接盛り足して、歯の形や色を整える治療法です。
従来の銀歯や大きく削るセラミック治療とは異なり、必要最小限しか削らないのが最大の特徴です。
こんなお悩みに使われています
- 前歯のすきっ歯を目立たなくしたい
- 歯の欠けを自然な形に戻したい
- 部分的な変色や白濁をカバーしたい
- 昔入れた銀の詰め物を白く自然にやり直したい
- 小さな虫歯の治療痕を美しく修復したい
治療の流れはシンプルで、歯を少しだけ削ったり表面処理をしたあと、何層もレジンを積み重ねて理想的な形を作り上げ、特殊な光で固めます。多くの場合、1回の通院で完了するというスピード感も魅力です。
ただし、万能ではありません
- セラミックより経年的に変色しやすい(コーヒーやカレーなどの色素が沈着しやすい)
- 強い力がかかると欠けるリスクがある
- 広範囲の虫歯や大きく歯が欠けた場合には不向き
つまりダイレクトボンディングは、「小さな悩みを、なるべく歯を傷つけずに解決する」ための手段なのです。
ダイレクトボンディングの費用相場【1歯あたりの現実的な価格帯】
さて、最も気になる費用の話です。
結論から言うと、1歯あたり1万円〜5万円程度というのが一般的な相場です。ただしこの幅の広さこそが、患者さんを混乱させる原因になっています。
実際のクリニックの価格例
具体的に見てみましょう。
当院では、ダイレクトボンディングを44,000円(税込)で提供しています。
この価格には、丁寧なカウンセリング、精密な色調整、形態調整、そして治療後のアフターケアまでが含まれています。
一般的な歯科医院では、症例の複雑さや治療範囲によって以下のような価格帯になることが多いです。
症例による費用イメージ
症例のタイプ
費用の目安
特徴
小さな欠け・虫歯の修復
1〜3万円/歯
比較的シンプルな処置
前歯のすきっ歯・審美修復
3〜7万円/歯
色調整・形態調整に時間がかかる
複数歯をまとめて修復
総額10〜30万円超
矯正やセラミックとの比較検討が必要
「なぜこんなに違うの?」という疑問については、後ほど詳しく解説します。
「前歯のダイレクトボンディング」が高くなる理由
「奥歯より前歯の方が高い」と感じたことはありませんか?
実はこれ、ちゃんとした理由があります。
前歯は笑ったとき、話したときに最も目立つ部位です。そのため前歯のダイレクトボンディングでは、次のような高度な技術が要求されます。
前歯治療の難しさ
色合わせの精密さ
- 自然な歯は単色ではなく、何層もの色が重なっています
- 周囲の歯との微妙な色調差を再現するには、何種類ものレジンを使い分ける必要があります
形のデザイン性
- 左右対称性
- 歯列全体との調和
- 笑ったときに見える歯茎とのバランス
噛み合わせへの配慮
- 見た目だけでなく、上下の歯がきちんと噛める形にする必要があります
- 前歯は「噛み切る」という重要な機能を担っているため、形だけ整えても噛めなければ意味がありません
このような理由から、前歯のダイレクトボンディングは1本あたり3万〜10万円という価格帯になることもあります。
「奥歯の詰め物と同じ材料なのに、なぜこんなに高いの?」と思うかもしれませんが、それはかける時間と技術が全く違うからなのです。

保険適用と自費診療の違い〜知っておくべき真実
「ダイレクトボンディングは保険でできますか?」
この質問をよく受けます。答えは「できる場合とできない場合がある」です。
保険適用のコンポジットレジン(CR)
保険治療の中にも、プラスチックの樹脂を詰める治療は存在します。それが「コンポジットレジン(CR)」と呼ばれるものです。
保険のCRの特徴
- 保険適用の場合、3割負担で数千円程度
- 一般的に施術時間が短め
- 小さな虫歯の治療に適している
保険のCRのデメリット
- 強度が低く、すり減りやすい
- 吸水性があるため変色しやすい
- 色の種類が少なく、天然歯のような自然な色調を再現しにくい
- 噛む力が強くかかる奥歯や大きな銀歯の治療には不向き
自費診療のダイレクトボンディング
一方、自費診療のダイレクトボンディングは、プラスチックにセラミックの微粒子を混ぜた「ハイブリッドセラミック」と呼ばれる材料を使用しています。
自費のダイレクトボンディングの特徴
- セラミックの粒子が入っているため、着色や変色などの劣化がしにくい
- 色味の種類が豊富で、天然歯に近い自然な色調を再現できる
- 一般的に施術時間が長め(1時間前後かかることもあります)
- 何度も少しずつプラスチックを詰めては、形態を整えるという工程を繰り返します
自費のダイレクトボンディングのメリット
- 保険のCRでは再現できない天然歯のような色・形の歯が完成します
- 長期的に変色しにくい
- 審美性が高い
このように、保険と自費では使用する材料の質、施術にかける時間、そして仕上がりの美しさに大きな違いがあります。
出典
(2026年1月)より作成
費用を抑えるポイントと支払い方法
ダイレクトボンディングの費用を少しでも抑えたい、そう考えるのは自然なことです。
ここでは、費用を抑えるポイントと支払い方法についてお伝えします。
費用を抑えるポイント
早期発見・早期治療
虫歯や歯の欠けが小さいうちに治療すれば、治療範囲が少なくて済みます。結果として、費用も抑えられます。
複数歯をまとめて治療
複数の歯を同時に治療する場合、医院によってはセット料金を設定していることがあります。個別に治療するよりも総額が安くなる可能性があります。
医療費控除の活用
年間の医療費が10万円を超える場合、確定申告で医療費控除を受けることができます。ダイレクトボンディングも対象になる可能性があるため、領収書は保管しておきましょう。
支払い方法
現金一括払い
最もシンプルな方法です。医院によっては現金払いで割引を受けられる場合もあります。
クレジットカード払い
多くの歯科医院でクレジットカードが使えます。ポイントも貯まるため、お得です。
デンタルローン
高額な治療費を分割で支払える専用のローンです。金利は医院や信販会社によって異なりますが、無理なく支払いができます。
費用面で不安がある場合は、まず相談だけでも受けてみることをおすすめします。多くの医院では、治療前に詳しい見積もりを出してくれます。

船橋でダイレクトボンディングを受ける際の注意点
船橋エリアでダイレクトボンディングを検討している方に、知っておいていただきたい注意点があります。
医院選びのポイント
症例写真を確認する
ダイレクトボンディングは術者の技術やセンスが仕上がりに直結します。医院のウェブサイトやSNSで症例写真を確認し、自分の理想に近い仕上がりを実現している医院を選びましょう。
使用している設備を確認する
マイクロスコープや拡大鏡を使用している医院は、より精密な治療が期待できます。設備投資をしている医院は、治療の質にもこだわっている証拠です。
カウンセリングの丁寧さ
治療前のカウンセリングで、費用・期間・リスクについて丁寧に説明してくれる医院を選びましょう。不安な点や疑問点にしっかり答えてくれるかどうかが重要です。
治療後のメンテナンス
ダイレクトボンディングは、治療後のメンテナンスが長持ちの鍵です。
- 定期的なクリーニング(3〜6ヶ月に1回)
- 着色しやすい飲食物(コーヒー、カレー、赤ワインなど)の摂取後は早めに歯磨き
- 硬いものを噛むときは注意する
- 歯ぎしりや食いしばりがある場合はマウスピースの使用を検討する
適切なメンテナンスを行えば、ダイレクトボンディングは数年〜10年程度持つと言われています。
他の治療法との比較
ダイレクトボンディングが最適な治療法とは限りません。症例によっては、セラミック治療や矯正治療の方が適している場合もあります。
複数の治療法を提案してくれる医院で、自分に最適な方法を選ぶことが大切です。
まとめ〜後悔しないダイレクトボンディング選び
ダイレクトボンディングの費用は、1歯あたり1万円〜5万円程度が相場です。
しかし、この価格差には理由があります。使用する材料の質、施術にかける時間、術者の技術レベル、そして医院の治療哲学が、すべて費用に反映されているのです。
保険適用のコンポジットレジン(CR)は費用が安い一方で、変色しやすく審美性に劣ります。自費診療のダイレクトボンディングは費用が高めですが、天然歯に近い自然な仕上がりと長期的な耐久性が期待できます。
費用だけで選ぶのではなく、自分の希望や症例に合った治療法を選ぶことが重要です。
船橋エリアでダイレクトボンディングを検討している方は、まず複数の医院でカウンセリングを受け、症例写真や使用設備、費用の内訳を確認してから決めることをおすすめします。
前歯の小さな悩みを解決するだけで、笑顔に自信が持てるようになります。
あなたに最適な治療法が見つかることを願っています。
関連リンク
監修医師
医療法人社団高志会 船橋あらき歯科・矯正歯科 院長 新木 志門

経歴
・日本歯科大学 生命歯学部 卒業
・東京医科歯科大学 第二総合診療科
・都内歯科医院 勤務
・医療法人輝翔会 西大津歯科医院 勤務
所属学会
・日本口腔インプラント学会 会員
・顎咬合学会 会員
・歯髄細胞バンク 認定医

